工場などの生産施設や店舗などの商業施設では、サービスや商品の質を維持するためにも給排水設備のメンテナンスが重要になってきます。
スケール(水垢)の蓄積や赤水などによる水質低下を放置してしまうと、冷却設備をはじめとする機械・機器の運転効率が低下するだけでなく、重大な事故を引き起こすおそれがあります。
商業施設においては、館内の快適性や食品の安全性を損なう可能性も否定できません。
工場や店舗、商業施設といった建物の屋内環境や資産価値を良好な状態で維持していくためには、劣化が深刻になる前に定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
こちらのページでは、埼玉県川口市で給排水管の衛生設備工事・更新工事を手がける「かっぱ工業」が、工場・店舗・商業施設で更新工事を行う際に注意すべきポイントなどをご紹介します。
工場や店舗などの給排水管の寿命を延ばすためには、個々の施設内で流れる水の水質や設備状況に合った資材の選定が大切です。
金属・樹脂・コンクリートなどの材料の特性を把握し、それらを総合的に考慮した提案をしてくれる経験豊富な業者に工事をまかせましょう。
また、「漏水」に対する徹底した対処も大切です。
ほんの少しの水漏れでも、大切な機械・設備に浸水被害を招いてしまい、大きな損害が発生してしまうかもしれません。
それによって生産や納品が遅れると、お客様の信頼を損なうおそれもあるでしょう。
漏水によって躯体内部の鉄筋が錆び、建物そのものの寿命が縮まるリスクもあります。
漏水による大きな被害を避けるためには、「赤水が出た」「配水管が詰まっている」といったちょっとした症状を見逃さないようにしなければなりません。
下記のような症状が出た場合は、給排水管の更新工事などを検討しましょう。
放っておくとさらに大きなトラブルへと発展するかもしれませんので、早めの対処が大切です。
症状 | 引き起こされるトラブル |
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赤水が出た |
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青水が出た | |
配水管が詰まった |
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管が腐食している | |
管が破損した |
給排水管設備は通常、工場や店舗などを運営する過程ではあまり目にする機会がないものです。
たとえ目にする機会があったとしても、専門家でなければ劣化の状況や程度は正しく判断できませんので、定期的に管内診断を受けて大きなトラブルの発生を未然に防ぎましょう。
配管の劣化状態は、築年数と比例しないケースも多くあります。
比較的新しい建物でも劣化が進行しているケースは珍しくないですし、逆に古い建物でも、それほど傷んでいないケースはあります。
当社はサンプリングによる水質調査やビデオ内視鏡を使った配管内検査によって、更新の必要性を客観的に診断いたします。
計画的に建物を管理し、コストを抑えて機械・機器やサービス・商品のクオリティを維持するために、一度ご相談ください。
工場や店舗、商業施設における給水管・配水管の更新工事では、とくにコスト面を考慮した配管設計が非常に大切です。
40年以上という長い経験と多数の実績を持つ当社では、コストカットに対する社会的関心がまだ低かった創業当時から、創意工夫を凝らして企業様のコスト削減に取り組んでまいりました。
そうした経験からノウハウを蓄積しているため、設計事務所よりもコストを抑えながら的確な配管設計をすることが可能です。
工場などの生産施設では配管によって流れる水の水質が異なることが多いため、とくに水質に適した資材の選定が重要です。
水質(たとえば薬剤使用の有無)や温度に適した資材が配管に使われていなければ、配管が劣化・破損しやすくなったり、詰まりやすくなったり、それによって寿命が短くなったりメンテナンスコストが高くなってしまったりするかもしれません。
PICK UP 主な配管の種類と資材の特徴
金属管 | |
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塩ビライニング鋼管 | 耐久性に優れている一方、曲げ加工には対応できない |
ステンレス鋼管 | 錆びにくいという特長があるが、加工性・経済性にやや難あり |
銅管 | 抗菌性た高く、曲げや切断などの加工がしやすい |
黄銅管(真鍮管) | 曲げ加工が容易。 光学機器や冷凍機器などに幅広く使用可能 |
樹脂管 | |
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ポリエチレン管 (青ポリ) |
耐震性・耐久性が高く、熱や薬品にも強い |
ポリエチレン管 (黒ポリ) |
柔軟性があって薬品に強く、コストパフォーマンスが高い |
ポリ塩化ビニル管 | 耐久性・経済性に優れるが、耐候性や耐熱性では劣る |
コンクリート管 | |
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ヒューム管 | 鉄筋コンクリートを使用した水道管。 主に下水道で使用される |
大切なのは、給排水管の機能性や先々のランニングコストまで考慮した資材選びです。
当社では資材の性質を熟知しているスタッフがご提案や現場管理を行いますので、安心しておまかせください。